<内部スッキリ、研磨バッチリ・・・> 非加熱・アフガニスタン産ルビー(数的に希少) 0.35ct *パープルからピンクレッドへ変化

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白熱灯の下。

 タイの宝石市場で、最近、数を急激に増やしているのが、アフガニスタン勢でございます。10年ぐらい前までは、ほとんど見かけませんでしたが、次から次へとアフガニスタンからやって来て、雨後の筍(タケノコ)のように、店をオープンしています。それ以前、力を持っていたミャンマー勢やスリランカ勢は、国の政治的混乱の影響もあってか、やや、傾きつつあるという感じです。
 アフガニスタンという国は、宝石に関してですけれど、実は、とても地理的に有利な場所にあります。最近、ルビー、ベビーピンクのスピネルの産出が多いタジキスタンとは、産地のでかい山を挟んで隣接していますし、パキスタンの宝石集積地ペシャワールとも、すぐ近くでして、国境があってないような状態です。アフガニスタン人の中には、本当はアフガニスタン人だけれども、パキスタンのパスポートを取得して海外に出かける人も少なからずいます。ちなみに、「タリバンの友達」として紹介した彼も、そのパターンです。
 ところで、タジキスタン産のルビーとアフガニスタン産のルビー、あと、カシミール産のルビーは、よく似ております。同じグループと申し上げても良いような気はします。通常、ミャンマー、タイ、アフリカなどのルビーは、紫から赤への変色はありません。赤なら、赤のままですし、紫なら紫のままです。ですから、紫のままのものは、ルビーではなく、パープルサファイアという事になります。もちろん、タジキスタンやアフガニスタンにも、赤一色で、ミャンマー、タイ、アフリカのルビーと変わり映えしないものもございますが、やはり、タジキスタンやアフガニスタンのルビーの個性を一番表しているのは、「紫から赤への変化」でしょう。これが、一番の売りだと思います。
 今回、皆様にご紹介します商品は、今や、かつての宝石産地「ビルマ」を追い抜いて、一番、勢いのある「中央アジアのアフガニスタン」で産出された希少なルビーです。ここのルビーは、サイズこそ小さいものの、なかなか上品で可憐な雰囲気をたたえています。なんとなく、下品な感じがするアフリカ産のルビーとは大違いです。「内部もスッキリ、研磨もバッチリ」でございます。優しいオーラに包まれた「パープル」から、高雅な雰囲気を放つ「ピンクレッド」へのイリュ―ジョン・・・・・。中央アジアの自然が作り出す「アート」をお楽しみ下さいませ。

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